海苔は全国18か所の漁連における競争入札会にて買付けが行われます。その入札会に参加できる権利を入札権と呼んでおり、小淺商事は全国の漁連の入札権を取得しています。(千葉県を除く)
入札会は毎年11月下旬頃から始まり、翌年の4月まで各県漁連ごとに十回近くにわたって開催されます。
海苔の入札会の風景
海苔の値決めをしています
海苔はこのような形で出品されます
小淺商事は、全国生産高に対して買付け金額で約34%、買付け枚数で約33%のシェアを持っており、海苔の買付け金額、枚数ともに業界トップです。(※令和5海苔年度実績)
※令和5海苔年度とは令和5年11月~令和6年4月までの生産時期に相当します。
海苔は産地により、また気温、水温、天候など自然環境の変化により様々に品質が変わるものです。
小淺商事は全国の漁場に長年の経験から培った調査システムを張り巡らせ、海苔の成育状況、品質、生産量の予想など“生きた情報”をきめ細かに入手し、品質と数量を確保して、お客様に最適な商品を提供することを使命としております。
小淺商事は自社で仕入した様々なグレードの海苔をお客様の元にお届けしています。私たちは、お客様のご意見、ご要望に合わせた最善のご提案を致します。
グループ企業とのスムーズな連携によりお客様のニーズに合う商品や新商品の展開に柔軟に対応致します。
一貫したグループ製造ラインで、常に最適な品質、価格の商品を提供できる体制を整えております。
海苔は日本国内の生産で需給バランスが取れており、輸入品に頼らなくても100%国産品で自給自足できる産品でしたが、近年では国内の生産量が減少傾向にあり、外国産の海苔の使用も必要になってきています。
当グループでは海苔のグローバル化を見据えて1992年(平成4年)より中国で乾海苔の生産を始めており、現在では中国を起点として欧米をはじめ世界中においしくて栄養価の高い海苔製品を販売しております。
連雲港の入札取引所
連雲港雅瑪珂紫菜有限公司内の二次加工場
当社は1972年(昭和47年)に小淺中央研究所を設立して以来、海苔に関する様々な研究、開発を行ってまいりました。
2009年(平成21年)10月からは、食品事業部研究室として、海苔を利用した商品の開発を中心に、安心・安全を求めるユーザーの要望に応えております。
海苔の品質検査工程